BLITZ KRIEG BOP

電撃バップ!な日々をおくりたいのです

怒髪天 @代官山UNIT

2010/02/23(Tue) @代官山UNIT

K's JAPAN Presents SMASH All Stars

OPEN / START : 17:30 / 18:00

ADV / DOOR : 1,700 / 2,000

LIVE:怒髪天/Limited Express (has gone?)/JAPAN-狂撃-SPECIAL/神聖かまってちゃん

えっと…

き か く だ お れ ?

破壊専用ギターなるものが発売されるということで

「必ずギターを破壊せよ!」というミッションが各バンドに課せられている

ライヴイベントに行ってきました。

18:00からの第一部が『記者会見&特別ゲストによるスペシャル・ショー』で

ライヴは19:20からってことだったので

スペシャル・ショーが若干気になりつつも、社員さんのおかげで定時に上がれず。

電車の中で怒髪天安田大サーカスがパフォーマンスをするっていうつぶやきを見たけど

ま、いっか。

UNITには19:00に到着。

やっぱりパフォーマンスは終わってた。

テレビカメラとか来てたみたいだから

ワイドショーかなんかで流れるのかもね。

ステージには鉄格子っつうかフェンスが張りめぐらしてあり

その内側には透明塩ビのカーテンが。

ギターを破壊した破片がフロアに飛ばないようになってるみたい。

神聖かまってちゃん

いろんなところで絶賛されているので楽しみにしてたんだけど

ものすごく普通だった。

見た目も音楽も。

そりゃ歌詞は狂気的な風ではあったけどゾクゾクする感じではなく。

どうやらギターボーカルさんが昨夜飲みすぎたとかで二日酔いだったみたい。

せっかくいろんなバンドのファンが集まってるというのにもったいないね。

あと、MCとか内輪で盛り上がってるのが苦手でした。

途中ドラムの女の子が防護メガネしてギターを床に叩きつけてたけど

全然壊れなくて笑った。

なんとか最後に割れた感じ。

実際に演奏も出来るギターって聞いてたのに

全く演奏されず壊すときだけ出てきたので

それでいいのかと思いました。

神聖かまってちゃんにも

それでいいのかと思いました。

JAPAN-狂撃-SPECIAL

もやもやとした気分をスカッと吹き飛ばしてくれました。

めっちゃ楽しかった!

なんやこの過保護な柵は!

飛び越えてこいや!

ものすごい好き勝手いきがってたくるうの皆さんだけど

オレらケンカ弱いねんぞー

でも今日はこれ(金網)があるからなんでも言える!

とかわいらしいことを言っていた。

なーんか、憎めないんだよねぇ。

好き。

くるうもギターは自分のを弾いてたんだけど

オレはギターを愛してます

ギター壊す奴なんて嫌いです

けどSMASHさんがギター壊したらお小遣いくれるゆうから

と破壊専用ギターにチェンジ。

ちゃんとシールドもさして軽くビヨヨーンって弾いて

見とれよ

ズッタズタに壊したるからな

スタッフさんから渡されたのはニッパー。

弦をペチンペチンと切って『破壊』完了。

爆笑。

だってこれくれるゆうんやもん

いくら破壊専用ったってギターは壊さないっていう心意気を

ビシバシ感じました。

一気に好感度ランキング急上昇よ。

ただし、ギターの神様は弦のみの破壊でもご立腹らしく

持ち替えた本来のギターから音が出なくなっていた。

たたりじゃ…。

その間ドラムのかーくんがずっとリズムを刻み続けてたんだけど

結構時間がかかってたので途中で演奏を放棄していた。

か:かんべんしてくれやー

じゅ:さっき「2時間でも3時間でも叩ける」ゆうてたやんけ

なんとか音も出るようになって無事演奏再開。

楽しかったなぁ。

途中塩ビ+金網に激突して顔くっつけてぐにょーってやったり

今日の異様なシチュエーションをとても楽しんでる感じだった。

金網によじのぼってダイブした人たちがうらやましかったなー。

私もいつかやってみたい。

あと10キロやせてからでないと死人がでるけど。

SMASH VISUALIZER POSSE

今回のイベントのために作られたユニットとのこと。

ドラム以外の5~6人全員がギターを床に叩きつけてた。

なにかセンサーらしきものがギターに取りつけてあったみたいで

誰かが床に叩きつけるたびにスクリーンの「smash」って文字が爆発したりゆがんだり。

男の人たちだったけどやっぱりこっちが想像してるみたいには

こっぱみじんになってなかったよ。

破壊専用と言いつつ結構頑丈みたいです。

最終的にひとり、ネックだけ残った状態になってたかな。

Limited Express (has gone?)

トイレに行ってたので途中から見ました。

ベースボーカルさんが赤ん坊抱えたままセッティングしてたのは見てたけど。

スクリーム系は苦手なので…ごめんなさい。

ようやく怒髪天

セッティングのときにステージ上の塩ビシートが取り除かれた。

ということは破壊なしなのね。

時刻は21:45。

17:30オープンからいるみなさん、おつかれさまです。

怒髪天

怒髪天のオフィシャルサイトに

怒髪天は通常とは若干趣き違うライブやります。お見逃しなく!」

って書いてあったので、全員メイクして出てきたりとかするのかと思ってたけど

SEの『祭り奏でる』流れていつものように登場。

増子さんは白地に赤のFBHLシャツ。

シミさんはブルーのデニム地っぽいつなぎ。髪もブルー。

友康さんはワインレッドのシャツ…黒だったっけ?

坂さんは確実にワインレッドのシャツ。

いきなり『酒燃料爆進曲』始まり。

今までクーラーガンガンで寒かったのでここでガンガン踊ってあったまった。

坂さんの一言は「ぶっ壊せ!」でした。

かっこいー。

私は下手のスピーカー前にいたんだけど塩ビシートがなくなって

スピーカーのとこだけぽっかり空いてたのね。

金網なかったから。

ここから誰か出てきてくれないかななんて思ってたんだけど

カメラマンさんが陣取っちゃって。ちぇー。

と思ってたら『労働CALLING』だったかな

シミさんカメラマンさんと金網の間に超笑顔で頭をすりすりと割り込ませ

こっちに身を乗り出してきてくれた!

わーい。

シミさんの笑顔は素敵だな。

いや、笑顔は誰のも素敵なんだけど

特にシミさんのは癒し効果がある。

マイナスイオン発生器。

『ロクでナシ』では増子さんも来てくれたよー。

がっつりスピーカーに乗っちゃって。

めっちゃあがったなー。

そんな増子さんは中央の金網を蹴って蹴って蹴りまくり

とうとう破壊して一部めくりあげてフロア側に出てきてた。

ギターじゃなくてセットを破壊。

そしたらMCのときにスタッフさんに耳打ちされてた。

お客さんが危険な目にあいますからね

ダメですよ

誰ですかこんなことしたのは!

怒られたんだ。

それ以降外には出てこなかったけど

金網にのぼったりするたびにスタッフさんが骨組みを支えてた。

そりゃあ間違ってフロア直撃したら大変だもんね。

それなのに増子さんはちょうどのれんのようにめくれてる金網使って

「開いてる?」とミニコントをしていた。

懲りてない。

そんな怒られちゃった自分にドンマイってことで『ドンマイビート』

「ヤー!」ってとこはマイケルよりもカメハメ波のほうが好きなんだけどなー。

そろそろマイケルおなかいっぱい。

増子さんのマイケルはみんなを笑わせよう要素が強いので

見ててちょっとツラくなる…。

またレゲエダンスやってくれないかな。

シミさん増子さんにそそのかされて金網がめくれてるとこに行って…

おしりをちょこんと突き出してた。

さ わ り た い 。

ギターはねオレがさっき壊したから

友康はとてもじゃないけどギター壊せない

つうか「ギターってなに?」ってとこまできてますからね

怒髪大サーカス見たかったな…。

ギターはもう壊れてますから

後は自分が壊れるしかない!

本編ラストは『オトナノススメ』

めちゃめちゃ楽しい!

バンバババン手ぇ振るの、楽しい!

そして私はシミさんの「いってみよう!」が大好きです。

バッチリ指さしちゃうもんね。

今日ほとんどシミさんしか見てない。

あは。

アンコール待ちのときにスタッフさんが出てきて

増子さんが破壊した金網を取り除いてた。

この状態であるほうがかえって危ないってことらしい。

つうか、塩ビシートと金網が一緒に鉄の棒に結束バンドでくくりつけてあったんだけど

怒髪天前に塩ビシートはずしたときに一緒に結束バンドを切ってる人がいたから

はずれやすくなっちゃったんだと思うよ。

増子さんいわく「テレビ」「額縁」のようなステージ。

で出てきた増子さん。

「てへっ」って顔してる。

また怒られたんだ。

最後は『ド真ん中節』でした。

ずるい。

これやられたら「ありがとうございました!」って頭さげて帰るしかないもん。

ずっとこぶし握りしめながら見てた。

いろんなバンドのライヴに行ってるけど

怒髪天がダントツこぶし握りしめ率トップです。

あ、坂さんのカウントが「ひ ふ み よ」だった。

節って感じだ。

<SETLIST>

1. 酒燃料爆進曲

2. 労働CALLING

3. ロクでナシ

4. ドンマイビート

5. NO MUSIC, NO LIFE.

6. オトナノススメ

EN1. ド真ん中節

今日のイベント、主催者さんはきっと各バンドがめっためたにギター壊して

ウォーって盛り上がるようなのをイメージしてたんだろうね。

でも、たとえ破壊専用ギターでも音楽を生業にしている人、

とりわけギタリストはそんなこと出来ないみたいで

趣旨とはちょっと違った感じになったのでは。

オフィシャルサイトに書いてあった

「サングラスやゴーグルを持参してください」

「後悔なされましたら払い戻ししますのでご連絡ください」

っていう注意書きっていったい…。

でも企画は置いといてライヴ自体は楽しかった、です。