YOSHITOMO NARA + graf A to Z Part.3
出口でスタンプ押してもらったあと、いったん外に出てhomeCAFEで休憩。
お友達オススメのキャラメルパフェ(このときはそう信じて疑ってなかったけど、どうやらほんとは宇治茶パフェがオススメだったらしい…どっちにしろなかったわい)はメニューから消え、ほうじ茶パフェも限定スイーツも売り切れ。
なのでベリーベリーパフェにしてみました。
30分くらい時間かかると言われて、ほんとに30分かかったけど、そのぶんムービーを集中して全部観れたのでかえってよかったよ。
食べて、カフェの中のドローイングも全部観てまわって、もいちど外へ。
16:30くらいだったんだけどさすがに寒くなってた。
サーフィンドッグの頭としっぽをなでて、再び中へ。
あとひとつ残った見落としがちなところと1匹しか見つけられなかったやもりを探さなければ!
もいちど会いたい絵もあったし。
そしたら今度はどんどんさみしくなっていっちゃって。
思い出したんよ、こないだなにかの雑誌で読んだ記事で
「今まで美術館でやってきたけど、なにかが違ってた」
って奈良さんが言ってたのを。
今になって思えばなのか、その当時からそう思っていたのかは分からないんだけどね。
奈良さんが好き!っていうボランティアさんがかかわるのと、お金をもらって仕事でやってる人たちがかかわるということの違いかな、というのは分かってはいるんだけど。
それ、思い出しちゃって「これが奈良さんがほんとにやりたかったことなんだ」とか「私は広島で観た奈良さんの個展にすごく感動したんだけど、あれは本意じゃなかったんだろうか」とか、バカなことをいろいろ考えはじめちゃった。
もう考えだしたらとまらなくって、激凹み。
私もカップの中に入って泣きたい気分だったよ。
いかん。
せっかく弘前まで来たんだから楽しめ楽しめ!と自分を鼓舞してもっかいぐるぐる。
ガイドさんのヒントのおかげで、見落としがちなところは制覇!
やもりは2匹で断念。
2Fにあったでっかい椅子に座って、ぼーっともりおかわんこを眺め続け、少し回復。
1Fに降りて、出口に向けて歩いていると最後の直線白いアーチに緑の床、暗くなった出口の先にZな看板が浮かびあがってて。
ものすごくきれいで、さっきまでガマンしてた涙がふたたびうるうると。
スタッフさんに見られたくないので下を向いて出てしまった。
どうしたもんだか…。
トイレ(外に仮設してあるのにキレイ!)から出て、壁を見上げて目に入った文字。
そう、これは奈良さんとgrafの合作。
昔の個展と違って、
今回はボランティアさんやスタッフさんが奈良さんと一緒に作業してて、
そこには自分がいなくて、
だから嫉妬していたのかもしれない。
暗くなった道をバスターミナルまで急ぎながらそんなことを思いました。
結局私は奈良さんも奈良さんの描く絵も大好きなんです。
イトーヨーカドーでねぶたパッケージのりんごジュースを買い込み(地産地消品♪)
さっそく1本消費しつつ青森空港へ。
飛行機で隣になったのは偶然にもAtoZに行ってた人。
(カップ酒持ってらしたので話しかけてみたんよ)
ちょこちょこおしゃべりしながら東京に帰ったのでした。
あがったりさがったりしたけど、やっぱり行ってよかった!
金沢にも行こうかなとまで思いはじめてます。
今回、こうやってAtoZがなければ青森まで来ることもなかったと思う。
奈良さん、ありがとう。